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YGオタ厳選!おすすめラブソング定番編

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YGオタ厳選!おすすめラブソング定番編

TREASUREがデビューし、BLACKPINKも大人気。G-DRAGONもカムバすると噂で現在巷を賑わせつつあるYG。他の大手事務所に比べて在籍数は少ないものの、BIGBANGやiKON、WINNERなど、日本でも人気のある実力派グループが多数所属する事務所です。

SHOGO

SHOGO

最近になってYGのラブソングは破壊力があると気づいた・・・

KARAに生きた男、当サイトライターのキムテジンの一声により書くことを決めたこの記事・・・。
今回は、「ブルピンから、TREASUREから入ったけど、昔のYGの曲って知らないな」という方や「他事務所ばかり追っていたから、YGの曲ってあんまりちゃんと聴いたことないかも?」という方に向けての記事です!YGアイドルからKPOPオタクになり、現在もYG大好きなライターがYGドルのおすすめ定番ラブソングを厳選!

絞りきれなくなってしまうので、ここではBLACK LABELやYGXを抜いた、「YG」の所属グループの一部のみピックアップしていきます。穴場な個人的名曲はまたの機会にご紹介します〜。

YG エンターテインメントとは?

1996年に前社長のヤンヒョンソクが設立した芸能事務所。アーティストの自主性を重んじる社風で、2012年にカンナムスタイルで知られたPSYのように、多くのアーティストがパフォーマンスや楽曲のプロデュースを自ら行う。代表的な所属アーティストとしては、日本市場での本格的成功を果たしたBIGBANG2NE1WINNERiKONBLACKPINKなどが挙げられる。
(一部Wikipediaから引用)

yuki

yuki

YGは事務所丸ごと推し!な私が厳選して、定番ソングを語ります。

BIGBANG

「HARU HARU (하루하루)」ドラマみたいな映像も必見

BIGBANGの楽曲で数多くある失恋ソングの中でも、多分一番悲劇のストーリー展開。ドラマ仕立てのMVも必見。

タナカ・・・」の空耳でもお馴染みの「HARUHARU」!もしかしたら「HARUHARUからオタクになった」という方や、「BIGBANGあんまり知らないけどHARUHARUは知ってる!」という方も多いのではないでしょうか?ライブに行って歌わない時はほぼない、名曲中の名曲。「HARUHARU」というタイトルやサビも大変覚えやすいですね。ちなみに意味は「1日1日」という意味。日本では「ALIVE」というアルバムに日本語バージョンが収録されており、「FANTASTIC BABY」や「BAD BOY」など、名曲揃いのアルバムとなっています。こちらのアルバムはオリコンチャート最高順位3位にもなりました。

公式のこちらのMVには日本語の字幕も出るので、ぜひ字幕を見ながら映像をお楽しみください。若かりしメンバーたちの必死の演技姿もここでしか見れない注目ポイント。G-DRAGONの彼女が突然友達のT.O.Pと付き合い始め、大喧嘩。でもそれには理由があり・・・?これ以上はネタバレになってしまうので、ぜひMVでお確かめください!歌詞にも合っていて、なんだか1作品韓国ドラマを見た気分にさせられます。

「LOVE SONG」軽やかなサウンドで聴きやすいながら深い歌詞

別れた相手を思い出さないように、この曲は歌いたくない・・・爽やかでラブソングというタイトルからも明るい歌詞かと思いきや、なかなか深い。

LOVE SONG」というタイトルからも分かる通りにラブソングではあるのですが、一筋縄ではいかないのがYG。これも勿論失恋ソングです。「このラブソングを歌うと君を思い出すから二度と歌わない」なんて感じの歌詞がずーっと続きます。「歌わない」なんて意思表明する曲あっていいんですか?というくらいに切ない内容。思わず音読したくなりますね。
白黒のMVも哀愁漂ういい味を出しています。こうしてちゃんと歌詞を見ながら曲を選んでいると、BIGBANGの失恋ソングは恋人を亡くしてしまったとも汲み取れる歌詞が多いように感じます。

ちなみに私はこの「LOVE SONG」の振付が大好きなんですが、それが最高にかっこいいのがXツアーのセンターステージのみのステージ構成の映像。メンバーが1台のカメラを囲んでパフォーマンスし、外側にある360度のモニターに映るという画期的なライブでした。わちゃわちゃ楽しそうな様子も見ていて飽きないし、何よりも自由人達BIGBANGが一瞬でもちゃんと振付通りに踊っている!という珍しさも(笑)

BIGBANG
BIGBANG

BIGBANG
BIGBANGは、2006年に結成された韓国出身の男性ダンス&ヴォーカル・グループ。
「FANTASTIC BABY(2012年)」が世界的ヒットを記録。
2014年以降は日本でも5大ドームツアーを成功させる。
2020年に4名体制で再始動。同年4月の米のコーチェラ・フェスへの出演が決定。

2NE1

「MISSING YOU」新しい恋に踏み出せない複雑な気持ち

新しい人が現れても、自分から振った彼氏が憎くても、やっぱり幸せだった時のことが忘れられない。

「I AM THE BEST」で強くてかっこいいイメージのある2NE1ですが、弱さを見せているこの曲は共感間違いなしであり、涙なしではいられない。そんなに姉さんたちが心残りに思う相手って一体どんな人だったの!と気になってしまいます。先ほどまでのBIGBANGの歌詞との違いといえば、懐かしんで覚えていたいと思う気持ちがあるところですね。どんなに憎くても、キラキラしていた頃の青春の思い出は大切にしたいということでしょうか。

ここでのちょっと集中して聴いてみて欲しいポイントは、サビ最後の「クリウォヘヨ〜」の部分。CLとミンジの美声が心にズシンと響き渡ります。響き渡るでズシンはちょっと違うかもしれませんが、重く荘厳なものがのしかかる感じがします。CLのラッパー以外の面も垣間見える、いい曲だと思います。

「Lonely」誰と居ても一人ぼっちに感じる・・・

恋することや自分自身の気持ちが分からなくなって、いつも一人のように寂しく感じてしまう。

友達や恋人と一緒にいるのになんだか分からないけど、寂しい。そんな自分の感情にも嫌気がする・・・そんな時はありませんか?そんな時はあえて一人になってみて新しい自分探しをするのもいいのかも?と思わせてくれる一曲です。日本語バージョンだと一人称が「僕」になっているので、正直男性目線なのか女性目線なのかはわかりません。ただ、恋愛面でも友情面でも寂しい心に寄り添ってくれるラブソングなのではないかなと思います。もしかしたら「Lonely」で自分から別れを告げた相手のことを「MISING YOU」で懐かしんでいるのかもしれませんね。

ちなみにこの曲の日本語バージョンが収録されたアルバム「NOLZA」は、韓国女性グループの日本デビューから6日目でのオリコンチャート首位獲得という、当時日本デビュー244日目でチャート首位を獲得したKARAの記録を大幅に更新する快挙を成し遂げたアルバムでもあります。この頃の日本語バージョンの歌詞和訳はm-floのVERVAL氏が手掛けているとも言われており、KPOP日本語あるあるの語呂は合うけどよくわからん歌詞になっておらず聴きやすく、そちらもおすすめです。

「LONELY」のMV映像については、こちらでも紹介しています。

2NE1
2NE1は、2009年デビューの韓国出身の3人組のガールズグループ
メンバー:リーダーのCL(イ・チェリン)、BOM(パク・ボム)、DARA(サンダラ・パク)
グループ名2NE1は、数字の“21”に“New Evolution(新しい進化)”という言葉をミックスさせた“21世紀の新しい進化”という意味。
2016年4月にMINZY(コン・ミンジ)が脱退して3人体制になりその後2016年11月に公式解散を発表。

WINNER

「사랑하지마 (BUT)」愛さないでってどういうこと!?

最初に元カノのことをボロクソに上から目線で言いながら、最後まで自分勝手な、ある意味正直な恋愛の曲

ファーストアルバムから恋愛ソング大量放出だったWINNERは、ここで紹介仕切れないくらいに名曲揃い!この曲のタイトル「사랑하지마 (サランハジマ)」は愛さないでという意味になるのですが、タイトルだけ見るとどういうこと!?ダメなんですか!?と思っちゃいますよね。ぜひ再生して謎を解明してください。
自分勝手だけど」と歌詞でも自己申告していますが、本当に自分勝手な曲!でもここまで「君に似合うのは僕しかいない!」と宣言されてしまうと、ちょっと心が揺らいでしまうかもしれませんね。

BIGBANG先輩のここで紹介した曲が「君を忘れたい」だったのに対して、WINNERの曲は「別れても忘れないで」系の歌詞が多い気がします。WINNERの日本語バージョンの歌詞もほぼ原曲通りのものが多く翻訳者が天才的なので、韓国語バージョンも日本語バージョンもどちらも聴いてみて欲しいです。

「Hold」告白する背中を一押しするポップな曲

1年2年3年・・・そろそろ焦らさないで好きって認めて!

今までは別れの曲ばかり紹介していたので、ここでちょっと明るくなるような曲も紹介したいと思います。長く友情関係を続けてきた友達にアピールし始め、好きと認めさせたい可愛いらしい曲です。2020年3月にリリースされたものなので、先ほどまで挙げてきた曲に比べても新しめの曲で、BLACKPINKなど最近のYGドルの曲に耳馴染みのある方は聴きやすいと思います。

ラッパーラインのラップスキルが格段に上がっているのも要チェック・・・冒頭のソンミノのリリックやスンフンのソロパートがきまっていてかっこよすぎます。長男のジヌが入隊し、全員での活動は暫く見ることができなくなってしまいましたが、情緒的な曲も得意でポップな曲も可愛いらしく仕上げることのできるWINNERこれ以上パワーアップしたらインソはどうなっちゃうの!と思ってしまいます。、現在ラッパーのミノがソロ活動中ですがそちらもぜひ聴いてみてくださいね!

iKON

「사랑을 했다  (LOVE SCENARIO)」iKON史上最大のヒット曲

韓国で社会現象をも起こした!?誰でも歌えちゃう歌詞で大人気

사랑을 했다〜(サランウルヘッタ〜)」で始まることでお馴染みの、iKON史上今のところ一番ヒットした曲です。韓国知らない友人でもなぜかこの曲だけ知っていたという事例もありな、老若男女に好かれる曲。「사랑을 했다」とは、恋に落ちたという意味。「LOVE SCENARIO」という副題の付け方も、コニギとしては歌詞の中に入っているフレーズなのですんなり受け入れることができました。iKONのこちらのラブソングは他ともちょっと違い、失恋ソングではあるものの今までの出来事を肯定して受け入れている清々しい曲となっています。その清々しさとポップさが人気を博したポイントでしょうか?

自分の人生や今までの恋愛を、一つの映画として捉えて「照明が消える」などの表現を入れているところも、オシャレで独創的なiKONワールドだなあと思います。ぜひじっくり歌詞を読んで欲しい。けど映像もワンカメで長回しに撮影しているのが可愛いので、何度でも見返してください!

「JUST GO」他の人に気がある彼女に自分から別れを告げる!?

ピアノの音からもう号泣必須。まだ大切なのに、大切だからこそ、自分から恋人を手放す切ない恋愛ソング

失恋ばかりなYGアイドルですが、こちらも一段と悲しい曲。なんてったって自分はまだ気がある彼女に対して、「他の奴のところに行ってもいいんだよ」と別れを諭すんですから・・・。後にも先にもこれ以上にそんな辛い歌詞聴く事はそうそうないと思います。ライブでも不意にこの曲のピアノ伴奏が聴こえると、それだけで私は涙が出てきます・・特に思いれがあるわけではないですが、胸がギュッとして辛くなっちゃいますね。

ここでの聴きどころはユニョンソロの「今彼のもとへ」とほぼ無伴奏で歌いあげるところです。もう何度見ても何度聴いてもここは涙腺がもたない部分。伴奏がないことによって、より直に歌声が脳に刺さって頭から離れなくなります。ここでの歌声はとっても素晴らしいのですが、iKONのライブMCだと結構このパートの熱唱ユニョンがネタにされているので、ライブへ行く機会やライブ映像を見る機会があったらそちらもお楽しみに。悲しいバラードからの、おもしろMC、必見です。

iKON
iKON

iKON
iKONは、2015年に正デビューした韓国出身のボーイズ・グループ
YG ENTERTAINMENTによるサヴァイヴァル企画番組にて選出され、結成。
グループ名はYGエンターテインメントの元代表ヤン・ヒョンソクによって、『韓国の象徴(ICON)になるように』という願いと『韓国(KOREA)』を組み合わせて名付けられました。
事務所:YGエンターテインメント
2019年6月より6名体制へ移行。

番外編 ソロ曲

「WINNER ナムテヒョン – 좋더라(I’M YOUNG)」別れたほうがいい相手なのにまだ好き・・・切ない声が耳に残る

お互いの将来や夢のためにも別れたほうがいいと頭では分かっているのに、心がまだ恋人を求めている。

今は脱退してSOUTH CLUBというバンドでボーカルを務めるナムテヒョンのWINNER時代のソロ曲。「I’M YOUNG」という英題は、若かりし頃とか若かった頃の恋人の思い出という意味で付けられたのかな?と考えています。最初から最後まで、どうやったらこんな切ない歌声が出せるんだ!?とびっくりしつつも聞き惚れてしまう歌声に脱帽です。オルガンの鍵盤のような、最低限の音数で構成されたトラックも、切なさを倍増させています。バンド活動中もこの曲は何度か披露している様子がYoutubeにアップされていたので、本人もお気に入りの曲なのかもしれません。

映像は「おいおいおい!?」の連続。役者さんが西洋の方なので、韓ドラとはまた違った印象にはなりますが、別の恋人が現れるなど、ストーリー展開的には韓国ドラマっぽさ溢れまくっています。ぜひ最後までこの恋愛ドラマを見切ってください。

TAEYANG (SOL)「눈, 코, 입(Eyes Nose Lips)」筋肉とのギャップがすごい、後世にも歌い継がれる大ヒットソング

この曲で「ヌン コ イプ」の体のパーツ3箇所を覚えたと言っても過言ではないほど、頭に残って離れなくなる歌詞。

様々なオーディション番組や歌謡祭で未だにカバーされ歌い続けられる、TAEYANGのソロ大ヒット曲。「ミヤネミヤネハジマ」とか、日本人でも聞き取りやすいくらい簡単な歌詞があることにも人気の秘密があるかも?わかりやすいって大事。最初にタイトルを目にした時は、「目鼻口ってどういうタイトルやねん」と思いましたが、ちゃんと聴いて見たら納得でしかない。確かに、目も鼻も口も、顔を構成する大事なパーツです。そして手、そして小さな爪。もう全部じゃん!全部忘れられないんじゃん!

ちなみにこの曲により、2014年のMnet Asian Music Awards (MAMA)にて、「UnionPay今年の歌賞」と「ベスト男性アーティスト賞」と「ベストボーカルパフォーマンス男性賞」を獲得。2014年 Melon Music Awardsにて「今年の歌賞」を獲得。2015年 第04回ガオンチャートK-POPアワード(The 4th Gaon Chart K-pop Awards)にて、「音源部門 – 6月歌手賞」を獲得。2015年 第29回ゴールデンディスク賞(The 29th Golden Disk Awards)にて「音源大賞」と「音源本賞」を獲得。一体何冠なんだ!この曲を収録したセカンドソロアルバム「RISE」は、発売と同時に様々な韓国音源チャートで1位を獲得し、世界10カ国のiTunesのアルバムチャートで1位にも上り詰めたそう。間違いなく、今後10年以上経っても歌い継がれていく楽曲となるでしょう。

「눈, 코, 입(Eyes Nose Lips)」には、なんと英語リミックスもあるのでそちらもぜひ。

強いだけじゃない!ラブソングも素敵なYGドルたち

さて、4グループを2曲ずつ+2名のソロ曲を含めた、合計10曲をざっとご紹介しました。K-POPやYGドルを掘っている方ならもう知っている曲ももちろんあったかと思いますが、これを機にちょっと初心に戻って、聴き流すのではなくただただじっくり歌詞を読んでみるのはいかがでしょうか?日本語バージョンが出ているのであれば、日本語訳と韓国語の翻訳を見比べてみるのもいいかもしれませんね!
私もこの記事を書くにあたって、何本かの韓国語曲の日本語訳と、日本語バージョンの歌詞を見比べて楽曲に浸ってみました。人や曲によっては、よりアーティストの考えや深層に潜ってみることができるかもしれないし、今まで聴き流していた内容とまた捉え方が変わってくるかもしません。

他にもこんないい曲があった!というコメントもぜひぜひ募集しています!また次のYG隠れたラブソング名曲特集でも、YGの良さをお伝えしたいと思います。

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