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「K-POPの興隆」シーズン 1 • エピソード 1「K-POPの誕生」

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K-POPの誕生

「K-POPの興隆」シーズン 1 • エピソード 1「K-POPの誕生」

「K-POPの興隆」シーズン 1 • エピソード 1「K-POPの誕生」が3月31日にYouTubeオリジナルから公開されました。

「K-POPの興隆」シーズン 1 • エピソード 1「K-POPの誕生」概要

K-POPはどのように始まったのか。縦横自在な取材で真実に迫るこのドキュメンタリーは、韓国の独裁政権時代から民主化への動き、そして若者文化が花開く中で、新しい音楽の潮流がどのように生まれたかを紹介するドキュメンタリー。SUPER JUNIOR、EXO、2NE1、ワンダーガールズ、1TYM、CLON、Solid、ダイナミック・デュオらが出演。

「K-POPの興隆」シーズン 1 • エピソード 1は、DFSB Kollectiveの代表Bernie Choが「K-POPは巨大産業です」という言葉からはじまりました。
そして韓国の大衆音楽の歴史を知るために1966年梨泰院のロックバンドKEY BOYSのエピソードから本編がスタートします。

KEY BOYS
KEY BOYS

KEY BOYSは、韓国初のロックバンドと言われ米軍基地や梨泰院を中心にライブ活動をしていましたが音楽は政治によって規制され活動には困難が伴いました。

その後民主化が進み、1988年のソウルオリンピックを経て国際化され89年から91年に韓国の音楽シーンは大きく変わりました。
Produce101の曲「PickMe」をプロデュースしたDJ KOOことkoo jun yupが当時のことを振り返りながら国際化が韓国の音楽への影響を語ります。

Koo Joon-Yup
Koo Joon-Yup

韓国で海外の音楽中心は梨泰院のクラブでした。アメリカ基地から入っいてくるR&BやHIP HOPなどに影響され地下にあるクラブではユーロビートやR&B、HIP HOPが流れソウルの若者を熱狂させました。
そんな時代に生まれたのがSOLIDというグループです。
1993年に発売したSOLIDの最初のアルバムは、アメリカのR&Bのビートを真似しただけでメロディーに強弱がなく大ヒットすることはありませんでした。
楽曲制作もセルフプロデュースをしていたSOLIDは、どうすれば韓国で大衆に自分たちの音楽が受け入れられるかを試行錯誤しアメリカのR&Bと韓国のトロットのメロディーを融合させ韓国の大衆音楽シーンに新たな流れを作りました。

SOLIDと同じ時期に出て来たのがソテジワアイドゥル(서태지와 아이들)です。
ソテジワアイドゥルもはじめてテレビに出たときは出演者から好印象ではありませんでしたが大衆に受け入れられてテレビ出演後はまたたくまに人気になりました。
番組を観ていたDYNAMIC DUOのチェジャとゲコもソテジワアイドゥルにはまった一人でした。
そしてSUPER JUNIORのイトゥクも「僕もやってみたい!」と思い、ソテジワアイドゥルのカセットを買いにレコード屋に走ったそうです。

歌、ラップ、ダンスがありR&B、HIP HOP、ロックをミックスしたソテジワアイドゥルは、大人気になりました。
韓国大衆音楽はソテジワアイドゥル前とソテジワアイドゥル後で大きく変わりました。
現在のK-POPのベースになるものをソテジワアイドゥルは作り上げ「K-POPの誕生」に繋がっていきます。
ソテジワアイドゥルのメンバーヤン・ヒョンソクは後にYGエンターテインメントを起ち上げ創業者となります。

その後歌、ラップ、ダンスがある新しい韓国の大衆音楽スタイルはDUEXなどのグループに引き継がれていきました。

今でもK-POPには90年代風の曲も多いのですが当時韓国の新しい音楽の影響を受けてプロデュサーや音楽関係者になった人にとって90年代の音楽と言うのは特別なものだったんだなぁと思いました。

banno

banno

Photographer

国内外のパーティーやイベント撮影をしている名古屋のカメラマン。
K-POPフェスNESTALオフィシャルカメラマン。

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