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韓国では靴のプレゼントは縁起が悪い?
最近はSNSなどで誕生日にスニーカーや靴のプレゼントをもらったーという投稿をよく見かけます。
「좋은 신발이 좋은 곳으로 안내해 준다」(いい靴がいい場所に案内してくれる。)
靴のプレゼントはそう言われているそうです。
しかしかつて韓国ではこのように言われていました。
「애인에게 신발을 선물하면 도망간다」(恋人に靴をプレゼントしたら逃げる。)
僕も「韓国では靴のプレゼントは縁起が悪い」というのを教えられた勢なので今でも靴はプレゼントすることが出来ません。
靴のプレゼントの縁起が悪い理由はこんな感じだそうです。
- その靴を履いて違う相手のところに行く=浮気
- その靴を履いて遠くへ行ってしまう=逃げていってしまう
僕が靴のプレゼントはダメというのを覚えたのは忘れもしない1996年。
パリコレ帰りの友達に「コキュこれから来るよ。安くてかわいいから。」と教えられて一緒に代官山のコキュの第一号店に行きました。
スパンコールがついてかわいい靴があったので当時お付き合いしていた彼女のプレゼント用で購入しました。
友達に予約してもらっていた茂木さんのBOYでカットしてもらいなんだか東京風になった気がしました。
名古屋に戻って遠距離恋愛をしていた彼女にその靴をプレゼントすると彼女はとても悲しそうにして「旬君は私に離れてほしいって思ってるの?」と泣かれてしまいました。
「靴はね、その靴を履いてどこかに行っていいよって意味なんだよ」とその時に靴のプレゼントは縁起が悪いと教えられました。
彼女はその後迷信通り遠くへ行ってしまいました。
それ以来僕は靴のプレゼントだけはお願いされてもしないようにしています。
どうしてもといわれた時には自分で靴を買ってもらい後でお金をプレゼントするようにしています。
こんな感じで一度教え込まれた風習ってなかなか破ることが出来ないですね。
子どもの頃にお風呂の湯桶を被ると背が伸びないと教え込まれたので今でも湯桶は被れません。
夜中に口笛を吹くと泥棒が来ると言われていたので夜口笛が吹けません。
入院している人には根があるとそこから動けなくなるからと鉢植えの植物はお見舞いに持って行けません。
他にも霊柩車が通るときは親指を隠すとか新しい靴を履いて家から外に出ないとか色んな風習に縛られています。
靴以外に主韓国でプレゼントには縁起がよくないと言われているものを少し紹介します。
ハンカチ(손수건)
涙を拭くもの=別れの意味
記念日にチキン
チキンは飛ぶ、特に手羽先だと飛んでいってしまう=逃げていってしまう=浮気するという
赤いペン書いた手紙
赤い文字で手紙を書くのは不吉や死を連想されて縁起が悪い
縁起がいいプレゼント編も今度書きますね。