BTS 新曲「Dynamite」のカセットテープとレコードがアメリカで発売になりました。
発売1時間ほどですぐに売り切れになったのですが運よく入手できた人やこれから入手したいArmyもいるかと思います。
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カセットテープでBTSのDynamiteを聴きたいArmyの為のラジカセ入門
今ラジカセとカセットテープは、世界的に注目されています。
カセットテープでBTSのDynamiteを聴きたいArmyの為のラジカセ入門ということでレトロなラジカセをラジカセの歴史と共にいくつかご紹介いたします。
Dynamite カセットテープの入手方法
8月21日(金)にリリース予定のBTSのニュー・デジタルシングル「DYNAMITE」のカセットテープはアメリカで発売されすでに完売しています。
今後日本からも発売されるといいのですが、今のところはBUSAN DEPARTから購入することが可能です。
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カセットテープで音楽を聴くにはカセットプレイヤーが必要になります。
カセットプレイヤーはアマゾンなどでお値打ちなものも販売しています。
せっかくだからこの機会にNewtroなラジカセをメルカリやヤフオクで探して入手したいという方のために80年代、90年代のラジカセやカセットプレイヤーを紹介します。
ラジカセとは?
ラジカセとは、ラジオと、カセットのテープ レコーダーを一体とした装置になります。
2017年に西武渋谷店で開催された「日本発 アナログ合体家電大ラジカセ展」のPVを見ると様々なレトロで個性的なラジカセが出てきます。
よくヒップホップのイメージで大きなラジカセが出てきますがそのような大きなラジカセは1970年代後半から1980年代のラジカセになります。
1970年代後半から1980年代の大型なラジカセ、80年代半ばのモダンなラジカセ、90年代の高機能、高品質なラジカセなど年代順にいくつか紹介します。
ソニー ジルバップシリーズ
1977年に1号機が発売されたソニーのジルバップシリーズは、室外に持ち運べるオーディオとして一世を風靡しました。
80年代前半に公園でラジオ体操をした経験がある人は見覚えがあるのではないでしょうか。
持ち手があって気軽に屋外にも持ち運べるということでアメリカのストリートでラジカセから大音量で音楽を流してダンスをする人たちが出て来ました。
日本でも竹の子族と呼ばれるストリートダンサーが原宿から生まれました。
そんな人たちに人気が出たのが大きなスピーカーのついた大型のラジカセです。
大型のラジカセはファッションの一部としても表現されるようになりました。
ビクターRC-M90
1980年に登場したビクターのRC-M90は、ヒップホップ発祥の地NYで人気が出たラジカセの1つでラジカセ&ヒップホップを語るうえで外せない名機です。
1985年にデビューしたラッパーLL Cool JのデビューアルバムRadioのアルバムジャケにも使われていたラジカセもビクターのボンビートRC-M90です。
当時の価格で99,800円と高級品でしたが当時のBボーイ憧れのラジカセでした。
2005年に発売されたbeastie boysのsolid gold hitsのジャケットは80年代ヒップホップファッションをした3人が写っているのですが真ん中にはやはりRC-M90が鎮座しています。
こんな感じでヒップホップが好きなBボーイと大きなラジカセはとてもファッション的にも相性がよかったのです。
ソニー エナジー99
「山だ、響く山だ、ついに山が来た」という豪快なキャッチフレーズで登場したエナジー99。
1981年発売のラジカセですが今見てもかっこいいデザインです。
大型のラジカセは他にもナショナルのRX‐5350BIG-STATION、ビクターのRC-M90、ナショナルRX-7200&7000、東芝RT-S90通称ボムビートアドレス、パイオニアのSK-900、シャープのGF-1000THESEARCHER-W、GF-9XXシリーズ、アイワのCS-J88TURBOSONIC、サンヨーのMR-X20BigBenなど日本のメーカから次々発売されアメリカのBボーイの心をつかみました。
サンヨーおしゃれなテレコU4
大型のラジカセが人気になる一方で小型化された女性向けのラジカセも発売されました。
1980年に発売されたおしゃれなテレコU4はコンパクトでおしゃれなラジカセとして人気が出ました。
CMではハンドバックのように女性がU4持っています。
テレコとは、テープレコーダーの略称です。
1985年には赤色のダブルカセットのおしゃれなテレコダブルU4が発売になりました。
この横長のスリムなデザインにほれ込んでどうしても欲しくなった人は僕だけではないと思います。
東芝のSUGERとともに赤色の小型ダブルカセット付きのラジカセブームが起きました。
FUTUR FUNKやNewtroのデザインにもこのタイプのラジカセはよく使われますね。
BOSE ACOUSTIC WAVE MUSIC SYSTEM AW-1
1985年には、歴史的名機で最高のラジカセと言われるBOSE AW-1が発売になりました。
当時の価格は本体が19万8000円。アクセサリーパーツを含めると約27万円という高級なラジカセはBOSEのサウンドシステムでとてつもない重低音を可能にし最高の音質のラジカセとして違いがわかる人のこだわりの家電として人気が出ました。
85年にはB&O Portable Radio Cassette Player Beosystem 10 TYPE 1521も発売されモダンなデザインのラジカセの流れを作りました。
ソニードデカホーンCFS-W60
1986年に発売された初代ドデカホーンCFS-W60は、オートリバースのダブルカセットが掲載されたラジカセ。
持ち手には「DoDeCaHORN」のロゴがかっこいい。
このドデカホーンの特徴は重低音。
ここから90年代に向けて高機能、高音質、高性能化ラジカセ時代に突入していきます。
SANYO PRIMAIRE PH-PR900
90年代に入るとラジカセは未来をイメージした流線型のデザインを取り入れたり重低音などやCD搭載など高機能なラジカセが次々発売されました。
ここからは実際に当時僕が持っていたラジカセから紹介していきます。
1991年発売されたSANYO PRIMAIRE PH-PR900は丸みを帯びた未来っぽいデザインで当時の若者を虜にしました。
当時の定価は、57,000円。
80年代にサンヨーから出ていたおしゃれなテレコU4とはだいぶデザインが変わりました。
パナソニックやソニーからも円形のデザインのラジカセが出ていました。
CDも搭載されるようになったので80年代のラジカセとは違い奥行きのあるデザインに変わってきました。
JVC ラジカセ RV-X70
1997年にJVCから発売された通称ドラムカン。
お洒落なデザインのラジカセが増えてきた中で武骨な男っぽいデザインのラジカセは再びBボーイたちを虜にしました。
もちろん僕もすぐに購入しました。
このラジカセはショルダーベルトがついていて肩にかけて持ち歩きながら重低音の爆音で音楽を流すというスタイルのラジカセ。
こんな感じにドラムカンを抱えて歩いていました。
結構重いのでこうやって持ち運ぶのは移動の時だけで現地に着いたら降ろして音楽を聴いていました。
自動車の電源での使用も可能だったので車の中に積んでMIXTAPEを入れて車内でも車外でもこのラジカセで音楽を聴いていました。
スケルトンタイプもよかったのですが外枠が黒のものにステッカーを貼ってラフに持ち歩くのがかっこいいと思っていました。
Panasonic製テープレコーダー / Shock Wave
96年発売のPanasonic製テープレコーダー / Shock Wave。
ドラムカンは持ち運びが大変だったので外で1人でカセットテープを聞くときはShock Waveを使っていました。
Shock Waveは、防水・防塵で、落としても壊れないGショックのような頑丈さとヘッドフォンが震えるほどのすごい低音の再生が出来たので気に入っていました。
Shock Wave(迷彩)は、雑誌SPA!に連載されているアンダーグラウンドヒップホップ漫画『少年イン・ザ・フッド』の単行本1巻の表紙にもなっています。
Panasonic RIDDIM VOX
1997年に発売されたPanasonic RIDDIM VOXはギターアンプにもなるラジカセ。
このRIDDIM VOXは今でもまだ持っているのですが、当時はVestaxのCDX-12というミキサー一体型のCDJをRIDDIM VOXにつなげてマンションで1人クラブごっこをしていました。
坂野
このラジカセでDynamiteのカセットを聞いてみたいという1台は見つかりましたか?
他にも80年代や90年代のラジカセはたくさんあるのでメルカリやハードオフなどでお気に入りの1台を見つけてみて下さい。
ラジカセ欲しいけど今回紹介したのは癖が強すぎるという方にはBEAMSのカセットプレイヤーなどお口直しにいかがでしょう。